従来、学校教育は教員や学校サイドから考案され実施することが一般的でした。その考え方に対して、人間重視、そして、個重視の観点から、学ぶ者、つまり学生の立場に立った教育が必要であるというモジュールの考え方が提唱されるようになりました。長崎大学では後者の観点からの教育を重視しようと考えています。特に教養教育においては、学生一人一人の興味・関心を重視した学びが必要と考えたのです。そこで現代社会の課題となっているテーマを取り上げ、それぞれのテーマを核として社会から要求されている諸能力を育成するために集めた科目群をモジュールと呼び、教養教育を編成することにしました。ここでは学生参加型のアクティブ・ラーニングが中心となります。学生の皆さんは、それぞれの興味・関心に従って、3つのカテゴリーの中からモジュールテーマを選び、それに含まれる授業科目に積極的に取り組むことによって、個々の能力を向上させ、学士課程教育の基盤を形成することができます。長崎大学におけるモジュールの考え方
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