2022年度モジュール害ドック完成
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社会科学の内容を取り扱う人文科学の内容を取り扱う国際・地域社会への関心考えをやり取りする力協働性多様性の理解倫理観批判的検討論理的組み立て情報リテラシー主体性知識・技能自然科学からの学び 22-a15 学術への扉: 研究ベース学習に挑戦しよう 多文化社会学部・教育学部・経済学部・薬学部・水産学部 辻 高明 大学という学術機関は新たな知識を創造する場です。そして、大学における重要な知識創造活動として論文の生産があります。本テーマで実施する「研究ベース学習」は、プロジェクトベースド学習(PBL)を念頭に置き、大学教員・研究者ではなく、学部学生が研究という知識創造のプロセスを体得することを目的に体系的に設計したアクティブラーニングです。具体的には、論文を生産するために必要なスキルや技法の習得だけでなく、実際に、問いの設定や論文の生産、さらにはピアレビューによる学生同士の論文査読や研究成果の発表までの科学的方法をPBL形式で体験します。そして、学部学生に研究文化の学習観や技法を体得してもらうことを目標とします。 国内の大学で、研究ベース学習に似た実践は、京都大学では「学術研究事始め」、東京大学では「科学の技法」などとして、すでに実施されています。本学でも、初年次セミナーなどで学術スキルに触れたことはあっても、論文の生産や査読までを含めて科学的方法を体験した方はほぼいないと思います。本テーマでは、長崎大学の学生と共に、長崎大学ならではの研究ベース学習を創出します。本テーマは、担当教員が、京都大学、秋田大学、同志社大学で実践してきた教育内容や方法を更にブラッシュアップして実施します。 科 目 名 教養モジュールの の視点との対応 教養モジュールⅡ キーワード アカデミックスキルズ フィールド情報学 知識創造 PBL 論文の生産と査読 ⑩ 〇 〇 0 0 1 1 ※授業編成の視点 A B ○ ◎ 1 1 カテゴリー テーマ名 対象学部 テーマ責任者 趣 旨 学生の皆さんへのメッセージ 研究ベース学習Ⅰ: アカデミックスキルズとフィールド情報学の技法 研究ベース学習Ⅱ: 科学的方法の体験 目標および授業編成 研究ベース学習Ⅰ 研究ベース学習Ⅱ ◎(特に重視)の数 ○(重視)の数 担当者名 辻 高明 「グループでのアイデア出し」「伝わる文章の書き方」「学術文献の読み方」「図表の見方・作り方」「学術論文の書き方」「プレゼンの方法」といった実践的なアカデミックスキルについて習得する。さらに、各種データ収集・分析の方法として、エスノグラフィ、ケースライティング、ヒューマンセンシング、ワークショップデザインといったフィールド情報学の技法について学ぶ。 辻 高明 研究ベース学習Ⅰで習得したアカデミックスキルズや様々なフィールド情報学の技法を用いて、「問いの設定、対象の選定、データ収集・分析、成果のまとめ」という論文生産のプロセスをPBL形式で体験する。さらに、学生同士での論文査読や研究成果の発表も経験し、一連の科学的方法について体得する。 ① ② ③ ◎ 〇 〇 〇 ◎ 〇 1 1 0 1 1 2 教養モジュール科目案内 概 要 ④ ⑤ ⑥ ◎ ◎ ◎ ◎ 〇 2 1 1 0 0 1 モジュール科目区分 責任部局 教育開発推進機構 説明動画 ⑦ ⑧ ⑨ 〇 〇 〇 ◎ ◎ 0 1 1 1 1 1 ※工学部・水産学部に係るJABEE項目

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