社会科学の内容を取り扱う人文科学の内容を取り扱う国際・地域社会への関心考えをやり取りする力協働性多様性の理解倫理観批判的検討論理的組み立て情報リテラシー主体性知識・技能最近の法律改正で、薬を適正に使用しその有効性と安全性の理解に努めることが国民の義務として定められました。薬局やインターネットで欲しい薬がいつでも手に入るようになり、薬の安易な使用で副作用のリスクが増えたことが背景にあります。また、最先端の薬により多くの病気が治療できるようになった半面、作用の強さは副作用のリスクを伴うことを理解することが求められています。本テーマでは、この病気はどのような薬を飲めば治るのかといった実用上の知識を得ることを目標にしているのではありません。実際の薬物治療がどのような考えのもとで行われているのか、薬が生体にどのように作用して病気を治すのか、薬の開発のもととなった薬草や毒草、そして健康食品について学ぶことで、薬の恩恵とリスクについて自分で考えられるようになることを目指します。 生命医科学からの学び 22-a11 病気と薬を考える 西田 孝洋 これまで人類はさまざまな病気を克服してきましたが、癌など未だに治療困難な病気、新しい感染症、メタボリックシンドロームなど、私たちが向き合わなくてはならない病気はまだたくさんあります。そのような病気との闘いで最も重要な役割を担い続けているのが「薬」です。しかし、多くの薬は使用法を誤れば毒であり、薬の有効性と安全性を理解して適正に使用することが非常に重要です。本テーマでは、医療現場でのさまざまな疾患に対する薬物治療と、薬が体の中でどのように働いているのかについて学びます。また、薬の開発の歴史や健康食品についても科学的に考えます。 科 目 名 教養モジュールの の視点との対応 多文化社会学部・教育学部・経済学部・水産学部 教養モジュールⅡ 薬学部 キーワード 様々な疾患・治療法・環境因子・遺伝因子 薬理作用、体内動態、副作用、癌、生活習慣病、麻薬、向精神薬 ⑩ ○ ○ 0 0 1 1 ※授業編成の視点 A B ○ ○ 0 2 カテゴリー テーマ名 対象学部 テーマ責任者 趣 旨 学生の皆さんへのメッセージ 疾病と薬物治療 薬との賢い付き合い方 目標および授業編成 疾病と薬物治療 薬との賢い付き合い方 ◎(特に重視)の数 ○(重視)の数 担当者名 中嶋 幹郎 癌、循環器疾患、消化器疾患、精神神経疾患、自己免疫疾患、ウイルス感染症などの様々の疾患に対する薬物治療法の中から、いくつかの代表例について学ぶ。また、病気との向き合い方や病気に影響する遺伝・生活因子などについても学ぶ。 黒﨑 友亮 相原 希美 西田 孝洋 薬の効くしくみや体内での動きを理解すること、また、医薬品の影の部分(副作用)を知ることは、一消費者として薬と賢くつきあうためばかりでなく、生体の機能を知り、生命現象の理解を深めることにもつながる。この科目では、いくつかの薬(習慣性薬や癌治療薬など)を例に取り、薬と賢く付き合うために、生命科学分野以外にも医薬経済学、薬事、薬史学、医薬倫理学といった、社会科学的、人文科学的分野についても学ぶ。 麓 伸太郎 宮元 敬天 ① ② ③ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ○ 1 2 1 1 0 1 教養モジュール科目案内 概 要 ④ ⑤ ⑥ ○ ○ ◎ ○ ○ ◎ 0 0 2 2 2 0 モジュール科目区分 責任部局 説明動画 ⑦ ⑧ ⑨ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎ 0 1 1 2 1 1 ※工学部・水産学部に係るJABEE項目
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