2022年度モジュール害ドック完成
19/79

社会科学の内容を取り扱う人文科学の内容を取り扱う国際・地域社会への関心 考えをやり取りする力 協働性多様性の理解倫理観批判的検討論理的組み立て情報リテラシー主体性知識・技能カテゴリー テーマ名 対象学部 テーマ責任者 趣 旨 学生の皆さんへのメッセージ 核兵器とは何か 国際社会と平和 目標および授業編成 核兵器とは何か 国際社会と平和 ◎(特に重視)の数 ○(重視)の数 人文社会科学からの学び 22-A3 核兵器のない世界を目指して 中村 桂子 広島・長崎の被爆から76年を経てなお、核兵器の廃絶と恒久平和の実現は人類の悲願であり続けている。その中で世界唯一の被爆医科大学を創基に持つ長崎大学として、「核なき世界の実現」は大学の存在意義の根源に関わる課題であるが、長崎大学に学ぶ学生としても共有すべき認識となることを願う。 本モジュールは被爆地長崎で、広島・長崎の悲劇を二度と繰り返さないために、世界から核兵器を廃絶するために必要な具体的な知識やアプローチを様々な角度から学ぶことを目的とする。その際、国際政治学・国際法・社会学・倫理学・教育学・環境・医学・平和学など幅広い学問分野の基礎にたって学び、考察する。 核兵器の問題をめぐり、いま世界は大きな転機を迎えています。核兵器廃絶を求める国際世論の高まりを背景に、2021年1月には核兵器を全面的に違法とする「核兵器禁止条約」が発効しました。しかしその一方で、世界には未だ約1万3千発以上の核兵器が存在し、核兵器廃絶実現の兆しは見えません。被爆者をはじめ、世界中の市民が訴えてきた核兵器廃絶がなぜ未だに実現できないでいるのでしょうか。そして、どのようにすれば実現できるのでしょうか。本モジュールでは、そうした素朴な「なぜ」に答えるとともに、「過去」「現在」「未来」を結びながら、核兵器廃絶への具体的な道のりをみなさんと考えていきたいと思います。長崎大学に学んだことの証となるような特色のあるモジュールです。 科 目 名 教養モジュールの の視点との対応 多文化社会学部・教育学部・経済学部・薬学部・水産学部 ① ② ③ 担当者名 中村 桂子 「核兵器」とは何か、その基本的な仕組み、広島・長崎での実際を含むその効果、抑止概念、核兵器政策の歴史的変遷と現状、核軍備管理・軍縮・不拡散努力の歴史と現状、市民社会の動きなどを学ぶ。 広瀬 訓 「核兵器」という存在の背景にある国際社会の特徴と仕組み、戦争・紛争に関する問題、「平和」を実現するためのこれまでの取組みなどについて学び、現代における平和とは何かを多様な視点から考える。 〇 ◎ ◎ ◎ ○ ◎ 1 1 2 1 1 0 教養モジュール科目案内 ④ ⑤ ⑥ 概 要 〇 ◎ ◎ 〇 ◎ ◎ 0 2 2 2 0 0 モジュール科目区分 責任部局 核兵器廃絶研究センター 説明動画 ⑨ ◎ 〇 ◎ ◎ 2 0 1 0 1 0 ※工学部・水産学部に係るJABEE項目 ⑦ ⑧ 教養モジュールⅠ キーワード 核兵器、軍備管理、軍縮、不拡散、抑止、市民社会、NGO 国際社会、平和、紛争、安全保障、人権 ⑩ ◎ ◎ 〇 2 0 0 1 ※授業編成の視点 A B ◎ ◎ 2 0

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る