learningtips2021
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◼10 分程度のプレゼンであれば、伝えるメッセージは1つで良い。それを明確にして、◼必ず根拠を示して、説得力を高めよう。◼聴衆がどのような順序で納得するかを想定して、そこから話の順番を考えてみよう。①伝えたいことを明確にする②人前で話すことに慣れるプレゼンテーションは目的がはっきりした活動です。与えられた条件のもとで自分の考えやまとめた情報を聴衆に正確に伝えて、納得してもらったり、聴衆を説得することが目指されます。そのため、何よりも大切なのは、自分が伝えようとする内容が明確であること、そして、「なるほど!」と思ってもらえるような魅力のある内容であることです。プレゼンテーションを行う際は、スライドの作り方や話し方を工夫することに気をとられがちですが、主題となる内容がしっかり吟味されていないと決して良いものにはなりません。中心となるメッセージを決めることは簡単なことではありませんが、時間をかけて考えるべきことだと言えます。伝えるメッセージが明確で魅力的なものにできたら、そこに根拠を添えます。それによってメッセージの説得力が増します。また、理解を促すために話の順序やつながりも工夫しましょう。聴衆の想像をかきたて、共感させることができるとプレゼンテーションの印象は強く残ります。具体例や、ストーリーを感じさせる工夫があると聴衆の理解をより深く導くことができます。発表の最初と最後に言葉で伝えよう。私たちは日常的に他者と会話をしているので口頭でのコミュニケーションは誰にでもできる当たり前の活動であるように思います。一方で、プレゼンテーションとなると、みなさんの中にも慣れている人とそうでない人がいると思います。その差は人前で話した経験量によるところが大きいかもしれません。まずは、いくら失敗してもいいような気楽な場で自分の話す力を鍛えながら、人前で話すことに慣れていきましょう。19プレゼンテーション

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