令和4年度長崎大学FD実施報告書
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・開催時間後の実習は意外で、参加できなかったのが残念でした。実習時間も含めて開催時間としていただければありがたいですね。 Ⅲ.長崎大学FDとしてとりあげるテーマ・内容についてご意見・ご要望をご記入ください。 ・講義などについて実践的な内容を希望いたします。・学生が興味を持つような授業の仕方・このようなオンライン講義に関するプラクティカルなFDは大変ありがたい。今回も話題の一部として取り上げていただいた、オンライン講義における予習の確認、頻繁なフィードバックのやり方、試験以外の評価方法などについてもアイデアを教示いただけると助かります。 (2)総 括(10(1)を踏まえFD全体の総括を記述する)①教学マネジメントとディプロマサプリメントについてこの10年間の高等教育に対する政策の動きは大きい。特に、その根幹となる「教学マネジメント」は、2012年の「大学改革実行プラン」、同年の中央教育審議会答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換にむけて」、さらには、2013年の「第2期教育振興計画」では全学的な教学マネジメントの確立の重要性が記されてから、「2040年グランドデザイン答申」、「教学マネジメント指針」と必須のものとなっている。また、ディプロマサプリメントは、大学教育再生加速プログラム・テーマⅤ「卒業時の質保証」の中で検証され、運営交付金等、財政支援と連動して進められている。そのため、国立大学においても、幾つかの大学では、ディプロマサプリメントの発行を実施するようになってきている。 今回、令和3年度から、本学の学士課程卒業生(平成30年度以降の入学者のうち、当面は医学部を除く)を対象に、学位記に加え、学位に関する個人別の証書として「ディプロマサプリメント」を交付するようになった山形大学の事例について、IR、教学マネジメントに詳しい浅野先生にお願いし、研修会を開催したものである。 今回の研修では、「ディプロマサプリメント」および「教学マネジメントとディプロマサプリメントの関連性」に関し理解を深めることが目標となっていたが、参加人数が少なかったように思われる。また、山形大学の場合、基盤力テスト(学問基盤力)を直接評価の指標として用いるなど独自のものが含まれており、本学の場合、どのように進めていくのか検討していく必要がある。今後、この研修動画の配信なども行い、多くの教職員との情報共有に努め、本学での対応を検討したいものである。

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