令和4年度長崎大学FD実施報告書
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e-mail:bernick@nagasaki-u.ac.jpe-mail:bernick @nagasaki-u.ac.jp氏 名:Peter Bernick 内 線:2006 氏 名:Peter Bernick 内 線:2006 長崎大学FDとしてとりあげるテーマ・内容や提供すべきオンラインコンテンツについてご意見・ご要望。 ・授業に活用できる資料作成の方法や今回のような学生理解についての内容など・多様性の尊重について。・合理的配慮の具体的な例など。(2)総 括(10(1)を踏まえFD全体の総括を記述する) 今回のFDは107名が受講したが,FDとして受講されたのは68名のみである。受講後のアンケートに答えた45名の回答から,全体的にみて満足度は高かった(97%)ようであるが,「到達目標の達成」に関する設問では「あてはまる」・「ややあてはまる」の回答が全体の87%を占めつつ,「あてはまる」のみでみると51%となっており,他の項目における「あてはまる」回答に比べて低い値であった。このことから,到達目標そのものがわかりにくかった,あるいはFDでの説明等が不十分であったなど,さまざまな理由が考えられるが,引き続き学内において合理的配慮および学びのユニバーサルデザイン(UDL)に関する理解啓発が必要であることが示唆されたと言えると思う。アンケートで得た意見や感想は合理的配慮や留意事項よりも,UDLに関するものが多かった。UDLの導入・実践によって合理的配慮が不要となるケースもあることや,UDLは全ての学生にとって有効であることを考えると歓迎すべき傾向である。今回のFDではUDLの目的や考え方がより多くの教職員に伝わり,UDLの有効性も認識されたようである。FDがとても参考になった,UDLを実践したい,良い刺激になった,という受講者の声が多く聞かれた。しかし,UDLが広く実践されても,合理的配慮が完全に不要になるわけではないため,合理的配慮への理解が今後も必要であり,合理的配慮に関する理解啓発に継続して取り組むことが重要であると考える。 なお,アンケート回答ではなく,提出された課題の解答でみると,やはり合理的配慮に関する考え方が十分に浸透していないことに加え,UDLの具体的な実施に関する内容(例:動画や授業資料への字幕付け)に関する意見や感想が多かった。 11.実施代表者の連絡先 部 局:障がい学生支援室 職 名:助教 12.申請者の連絡先 部 局:障がい学生支援室 職 名:助教

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