令和4年度長崎大学FD実施報告書
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Zoomのブレイクアウトルーム機能を用いることで、対面での授業と同じような学生同可能であれば早送りできたり、学生のペースで学べるようにする。チャット等を活用して質疑応答を行いやすくする。 今回のFDから、学生が求めるオンライン授業の傾向を知ることができた。 学生の受講態度や授業内容の理解度を把握するために、授業後の小テストや感想記載などを導入していきたい。 特にありません 1.授業のわかりやすさ、学生の学習状態の確認 オンライン授業の際は、対面授業同様に学生の状態を常に確認するという条件が満たされないため、「今の説明で良かったのか」「学生がどのくらいわかったか、どこで躓いているか」「質問がないかどうか」「今、しっかり集中できている状態なのか」などの確認はできません。そのため、画面の向こうにいる学生の状態を予想しながら、それに合わせて授業を進めていかなければ、取り残された学生に気づかずに、授業がどんどん進んで行く状態になってしまい、授業の効率(効果)が悪くなります。 2.対面授業同様の活動 対面授業の役割の一つとして、ペア練習、グループ活動やディスカッションなどのような学生間の交流と共同作業にあります。オンライン授業では、そのような教室活動を行うための条件が限られており、教員の講義になりがちのところがあり、学生が一人ぼっちの授業状態になってしまいます。そのため、ブレイクアウトルームや、投票、コメントなどの機能を用いて、できるだけ教室での活動形式をオンライン授業でも行えるように工夫する必要があります。 3.聴きやすさ、授業資料の使いやすさ オンライン授業の際に用いるPPTや資料、また授業を記録したビデオ、さらにオンデマンドの映像など、授業以外の時間でも学生に公開することによって、より効率よく勉強できる学生がいるということであるため、授業に関する参考資料を学生の勉強に役に立てるように呈示する工夫が必要です。 士のディスカッションの場を設けることができるため利用したいと思いました。 ゼミ形式の授業において、学生間のディスカッションをもう少し多く出来るように事前学習の内容に工夫をしていくことを考えました。 今後も、オンラインの長所を取り入れて授業を継続していきたい。遠隔でも受講できる、県外の講師も授業できる、繰り返し学習できるなど、多くの長所を今後もできるだけ取り入れる工夫が必要と感じた。 一方で、今回の発表者は、概して学習意欲が高く、そうでない学生にも配慮が必要と思われる。 オンラインだからできること、という視点を取り入れて授業内容を工夫したいと思いました。

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