令和4年度長崎大学FD実施報告書
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対面と変わりなく学生に問いかける。 聴くだけにならない(問いかけ、回答の共有、課題など)。 理解度を測る(回答状況や事後課題などを指標に)。 分割された動画で集中して受講できる。復習しやすい。 オンデマンド型でいつでも繰り返し視聴できる。ブレイクアウトルームを利用して、意見交換や発音練習。 予想していたよりもオンデマンド型の人気が高く,自分のペースで何度も受講できるところを重要視していると感じました。また,質問のしやすさも重要視している学生がいることがわかりました。ただし,これはこのような場で発表をしてくれるような,真面目で意欲のある学生の意見であることを認識しておく必要があります。オンデマンド型の講義動画やe-learningをいつまでも受講せず,レポートや試験の間際になって慌てて受講するような学生も多くいます。対面型やリアルタイム型の授業が,学生の生活リズムを作っている面もありますので,併用することを考えたいと思います。学生によってオンライン授業に求めることは異なっている。 リアルタイム型、オンデマンド型ともに利点・欠点があり、決定的にこの方法がよい、というものはないと考えられる。 多様なニーズに応えるには、理想的には、1つの講義に、複数の形式を用意する必要がある。 また、オンデマンド型の講義については、再生速度を自由に変えられることを望む学生が複数名おり、ハード面の改善も必要と考えられた。 全員に共通して感じたのは、対面と同じようでありつつオンラインならではの特性を生かすことであった。例えば、オンラインで聞いているだけの講義ではなく、投票や質問、自由回答などができる機会や学生同士のグループワークなどを取り入れて受け身でなく学生自身も何らかの発信をしたいということがわかった。対面では質問しづらい時があるがオンラインでは匿名形式が可能なので躊躇しないことや、投票結果で受講者同士の考えなどがすぐに分かって共有できることなど、オンラインならではの利点が述べられていた。またオンラインでは授業態度が見えないため、講義後に課題や小テストなどで理解度を測ることも重要だと思った。 またオンデマンドでは時間の有効活用の他、何度でも繰り返し見ることができるので復習しやすいことや、1つの講義が10-15分くらいでいくつかの項目ごとの動画に分けてある場合に内容に集中しやすいことについても納得がいった。そして、Youtubeのように再生速度を自由に変更できるようにしてほしいということについても、教員の話す速度や学生が復習を繰り返す際によっては必要なことかもしれないと感じた。 ・講義を聞くだけの受け身の講義ではなく,投票,チャットによる質問など参加型の講義の実施。 ・グループワークでの他の学生との交流。

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