令和4年度長崎大学FD実施報告書
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・授業内容の理解への対応(繰り返しの視聴、動画資料などの充実、動画の視聴時間の長さや速さ など) ・オンラインで可能な他受講生との交流(ブレイクアウトルーム、ペア、ディスカッション、顔出しなし など) ・教員との交流(質問、チャットでのやりとり など)オンライン授業を「しょうがないもの」ではなく、対面授業と同じように受講できること、また、オンラインのメリットを活かした授業によって学習効果を上げることを重視していることがわかった。 それぞれのオンライン授業において、メリットとする内容、重視している内容は次のとおりである。 まず、リアルタイム型では、点呼を行い、アウトブレイクルームを利用することで、グループでの話し合いの場をもつなど、講義室での授業と同じように受講できること。また、オンラインのメリットとしては、共有機能を利用することで資料が見やすいこと、声が聞きとりやすいことが挙げられていた。ただし、オンラインでは発言した場合に発言者の氏名が画面上にでてしまうことはデメリットと考えていることから、発言を控えることにつながる点は考える必要がある。 次に、オンデマンド型では、受講する時間を選ぶことができることから時間の有効活用につながること、何度も視聴できることから復習が可能であることが挙げられていた。また、リアルタイム型の場合でも授業の動画を再視聴することで、聞き逃しや復習に活用することができ、学習効果が上がることが挙げられていた。 以上のようなオンライン授業のメリットを活かし、新型コロナウィルスが収束したのちも対面授業だけでなくオンライン授業を残すこと、また選択できるようにすることも提案されていた。 投票、無記名の回答形式 授業内での回答状況や事業後課題などを指示 学生側が自分でブレイクアウトルームの利用 時間の節約になった。 デリケートなトピックについて、本音で話し合いやすかった。 ・いつでも勉強できる。・繰り返し勉強できる。・オンデマンドで勉強する際に,効果的に記入できるような資料を充実させる(記入することで,内容の理解が深まる&集中できる)。 ・時間に縛られない(オンデマンド形式)・授業スピードの変更(オンデマンド形式)・オンラインならではの授業内容(リアルタイム形式)

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