令和4年度長崎大学FD実施報告書
21/79

②Zoomのチャットや投票、ブレイクアウトルームなどの機能を活用し、PCの前で「聴90分間をただ黙って座って聞いているような授業ではなく、リアルタイムの授業であれ1.自分の都合のいい時間に、自分の好きなスピードで、自分の理解度に合わせて繰り返2.ネット環境による差が出ない点1.ブレイクアウトルームの活用によって対面授業と同様、もしくはそれ以上の効果が望2.チャット等を利用して質問や回答ができる点リアルタイム型においては、①授業のはじめの出席確認は、対面と同じ雰囲気で授業に参加できる。く」だけにならないような工夫がされていた。 ③ブレイクアウトルームでは様々人と対話・話合いができ、孤独感の軽減となるなど対面授業と遜色ない。 ④質疑はチャットで気軽にできる。また、いずれも、豊富な動画資料、配布資料、授業後の理解度を図る課題が準備されていた。など、学 生目線での「授業の在り方」が明確になっていた。学生は、対面授業と、オンライン授業のよさを取り 入れた授業の充実を望んでいることが分かった。 ば、グループワークやペアワーク等を取り入れた主体的に学ぶことが可能な授業を重視しているように感じました。また、チャット機能を使って教員と直接やり取りをすることなど、対面授業ではなかなかできないことをオンライン授業だからできるといったオンラインならではの利点を重視していました。オンデマンド授業では、自分のタイミングで学習に取り組めたり、何度も見て復習できたりと個に応じた学習ができることを重視しているように感じました。 「時間の節約」「復習」というキーワードが何度か出てきましたので、そこを重要視していると考えました。 <オンデマンド型授業について> し視聴できる点 <リアルタイム型授業について> める点 授業に対するアクセシビリティ、時間や場所を制限されないという点での受けやすさ、わからない場所は繰り返し視聴するなどの理解度に応じた受講ができるということ。オンデマンドでは、集中して受講できる工夫が必要だということ。対面に近い、または対面よりも質問や意見交換しやすい状況づくり ・講義を聞くだけにならないこと。・オンライン講義であっても、対面授業の雰囲気を感じられること・ブレークアウトルームでグループディスカッションできること。

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る