令和4年度長崎大学FD実施報告書
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・Zoomでの講義を録画した動画・Zoomブレイクアウトルームの活用もう1つは、体験型のリアルタイム授業。対面授業では、質問することが難しくても、チャットで聞くことができる。また、ブレイクルームを活用し、個人のペースで授業に参加することや、グループワークで参加することの利点があると指摘。 学生はオンライン授業において、リアルタイム型のオンライン授業であれば教員と学生間の相互性(投票やチャットの活用など)と理解度を確認する課題(テスト)、オンデマンド型においては繰り返しの受講(動画を繰り返し視聴できる)できるというような点を重視しているように感じました。また、動画の再生速度を変更できるような機能のニーズも高そうです。対面講義を上回るメリットを得られるか、もしくは対面のように講義を受けられるか?というところを学生たちは重視していると感じた。 具体的には、自分のスケジュール・体調等に合わせて授業を視聴できるかという点や、単純に一方的な講義を視聴するだけでなく、講義途中で学生同士などが双方向の議論を交わすことで飽きずに講義を受けられ、参加している実感が得られるかどうかという点である。 ・主にオンデマンド形式の講義において、自分の好きなときに、何度もでも繰り返して受講できるため、講義内容に対する理解度が高まる点。 ・同じくオンデマンド型で、動画が20分程度で構成されていると集中しやすいと感じている点。 ・リアルタイムオンライン講義では、Zoomのブレイクアウトルームやチャットを使用することで積極的な講義への参加や質問がしやすいという点。 ・退屈させない工夫をすること・いつでも勉強できることインタラクション各自のペース,反復性,欠席に対する心配の解消,他人の視線の回避 様々な意見がありましたが、下記4点は教員の立場からも強く賛同できると思いました。 ・ブレイクアウトルームの利用・再生速度を変更する機能・質問のしやすさ・オンデマンド型の授業は好きな時間や場所で受講でき、また繰り返し視聴できる点。学生に集中させる工夫として15分で動画を切るというのは、自分も対面で考えていたことなので、やはり効果があると感じた。

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