令和4年度長崎大学FD実施報告書
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[リアルタイムの場合][オンデマンドの場合] 1.参加型の授業2.オンデマンドの場合には短い動画3.匿名性の質問が可能か4.聴講スタイルを選ばない(自由な聴講態度)5.ひと目を気にせず授業に集中できる6.繰り返し受講できる・オンデマンド型の場合,ビデオ視聴時間が15分以内のものを用意すること(よく言われていることです) ・質問のしやすさを工夫すること・対面でも同じ効果だと思いますが,やはりリアルタイムオンライン型の場合,グループワークやディスカッションの場を設けること(眠気覚まし効果を狙って) ・やはり対面の授業でもいえることですが,学生の興味関心を喚起できる授業・設問との関連で、オンライン講義に対する評価が必ずしも低くない、という印象を受けた。自分が気付いておらず(そこまで重視しておらず)、今回の動画気付かされた点としては、くり返し学習へのニーズである。説明がよく分からないところを、聞き直せる(再度閲覧できる)ことを利点として指摘するものがいくつか見られた(人目を気にせず、泣けるという指摘も印象に残っている)。 これは、これまでの講義でもできたことではないか(配付された資料の読み返しであったり、あるいは教員から許可を受けて、はたまた無許可ででも、講義での説明を録音して聞き直すことであったりというやり方)と考えていてそれゆえにさほど重要視していなかった要素であるところ、上記のような指摘が多くなされていたので、オンライン講義の利点として再評価した次第である。 *投票やコメントの利用、小テストなど参加を実感できる工夫 *動画の長さを適度に分割 *自分のペースで学習できる *要望として動画スピードの調節 ・リアルタイム形式においては、授業の理解度や満足度を高めるために、学生が一方的に聞くだけの授業ではなく双方向の授業が成立するための工夫がされているかどうかを重要視していると考えた。具体的には、Zoom のブレイクアウトルームなどを活用してグループワークやペアワークが効率的にストレスなく実施できるか、チャットを用いて、授業中の問いかけや小テストの回答が共有できるか、ストレスなく質問ができるかなど、対面型と同等か、それ以上の受講状態や孤独感の少ない雰囲気が確保されるか否かを重要視していると思われた。

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