●今回のプログラムについて,お気づき・ご意見・ご感想。 ・amazon polly についてもう少し詳しく知りたかった。 ・Microsoft Formを今後上手く活用していきたい。 ・実習にもう少し時間が配分(もしくは追加)しても良かったのではないかと思います。 ・ICTを活用した教育として,動画による教材を示されていましたが,どういった科目だと効果的なのか知りたいと思った。実際に動画教材を用いた場合の学生からの反応も気になった。 ●長崎大学FDとしてとりあげるテーマ・内容について,ご意見・ご要望。 ・今回のような教育テクノロジーに関するもの。 ・受講生のモチベーションアップ法など。 ・すぐ思いつきません。 ・次はグループ学習の授業デザインや実例などでしょうか。 ・LACSの効果的な教育活動への使い方とLACSの改善が望まれること。 (2)総 括 従来,授業時間内に行われていた前回授業までの復習について,授業をより効率的に行うためのビデオ教材の作成方法について講義があった。ビデオとしては,5~10分程度と短めにし,最後に確認事項を入れることが重要であるとの説明があった。学生の利用率を上げるためには,レポートと連携することなどの運営上の工夫も必要となる。また,ビデオ教材に必要なナレーションについて,説明音声を合成するAmazon Pollyなどの複数のアプリケーションが紹介された。音声合成アプリケーションは,教員のビデオ教材作成の負担を減らすために非常に有効である。また,クリッカーよりも手軽に利用できるレスポンスアナライザーとして,Microsoft Form(長崎大学サイトライセンス)も紹介され,アンケートや小テストにも利用でき,アクティブな授業に役に立つツールであるとのことであった。 今回のFDには多くの学部から受講があり,どの学部においても効率的な授業がもとめられている。講師の若菜先生には,授業を充実させるための注意点や,実際にアプリケーションをデモンストレーションして頂くなど,丁寧な解説を行って頂いた。教員の授業負担を減らし,学生の効率的な学習を促すためにも,ICT利用が有効であり,ライセンス料などの負担を増やすことなしに利用できる環境が整ってきていることが共有された。今回紹介されたアプリケーションを用いて,事前学習教材の整備や,レスポンスアナライザを積極的に利用することにより,勉学意欲の高い学生に向けて高度な履修内容とすることができるとともに,成績中間層の学生にも確実な学習習熟度を達成できることが期待できる。 3
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