(2) 総 括(10(1)を踏まえFD全体の総括を記述する) 講演参加後のアンケートについて51名(全参加者92名の55%)から回答が得られた。回答した方の講演に対する満足度は高かった(「期待した内容でとてもよかった」及び「まあまあよかった」を合わせて全体の90%に該当)。また、参加者の半分近く(45名)が外部からの方であったことから、テーマへの感心の高さ、そして大学として公開講演会を実施する意義が明らかになったと考えられる。 アンケートの自由記述欄(今後聞きたい内容)では、特に事例・具体例の紹介への強い希望が目立つ。就労に関することや偏見・思い込みへの対応についてなど、回答者の多くから実践的な話を聞きたい、という気持ちがよく伝わる。 一方、意見と感想の部分では、刺激や勉強になったというようなコメントが多かったのに加え、UDL(学びのユニバーサルデザイン)に関するコメントもいくつかあった。障害のある方に限らず、全ての人にとって学びやすい環境、暮らしやすい社会への関心の高さの表れでもあると思う。 今回は英語による講演ということで、告知や資料の翻訳、当日の通訳の手配、海外からの登壇者のための複雑な手続きなど、運営面において特に障がい学生支援室のスタッフにとって大変な側面もあったが、限られた人数と時間で一生懸命に頑張ってくださった。予算の制約や地方ならではの困難さもあって、改善の余地はあるものの、参加者の声からして演者の重要なメッセージは概ね伝わったように思われる。今後、参加者の声に応えられるよう、より実践的な内容の講演会を実施できればと考える。 11.実施代表者の連絡先 部 局:障がい学生支援室 職 名:助教 e-mail:bernick@nagasaki-u.ac.jp 内 線:2948 12.申請者の連絡先 部 局: 職 名: (同上) e-mail: 氏 名:ピーター・バーニック 氏 名: 内 線: 7
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