(2)総 括(10(1)を踏まえFD全体の総括を記述する)講義やゼミ、実験など多くの場面で、学生に対して問いかけを発するという場面に遭遇することは多いが、その意義や具体的手法、講義の流れの中での位置づけなどについて体系的に考える機会はほとんどなかったので、今回のFDは非常に有意義であった。3人ないし4人のグループワークを通して発問の技術的側面を体験するという進め方はそれ自体がアクティブラーニングの技法の体験であるだけでなく、発問手法の体得にとって大変有効であった。最後で用いた9マスの発問準備のためのワークシートは様々な場面での活用が期待される有益なツールであった。 ただ、時間の制約のためグループ内での討議が十分できなかったケースもあり、これが5段階評価で「運営がスムーズであった」の評価が低かった理由であろう。さらにこのことが「到達目標の達成」が54%という数値につながったのではないか。他方、「今後の授業計画に活用できる」と評価した参加者が多いので、作業の一部を受講者に事前に準備してきてもらうといった対応により、今後、さらに評価が高くなる余地がある。 11.実施代表者の連絡先 教務委員会委員長 松坂 誠應 e-mail:nobuou@nagasaki-u.ac.jp電 話:内線2003 12.申請者の連絡先 学生支援部教育支援課教養教育班 主査 寺川 美穂 e-mail:fd@ml.nagasaki-u.ac.jp電 話:内線2077 「適切に発問をできること」を学ぶ講義では、発問をふんだんに取り入れた講義を期待します。・あしたの矢野先生は、共感を得る話し方で「共感を得る話し方」の講義をしてくださるでしょうか。・教員に教授法を指導する人材が必要です。長崎大学で北村先生と岡田先生を専任スタッフとして雇用してください。(文責 深浦)
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