【平成28年度】FD実施報告書
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(2)総 括(10(1)を踏まえFD全体の総括を記述する) 本年度は,教員と学生で構成された6つのグループに分かれて「学生協議による教育改善のための協議会」メンバーが社会人基礎力養成を目指して作成した学生発案型授業計画案の洗練化へ向けて討論し,その成果を発表した。参加学生数は昨年度と同様であったが,教員数は約3倍に増えており,本協議会に対する教員の関心が高まってきていることがうかがえた。 本FDは、主に学生主導で行われており、2017年度に教養教育の自由選択科目に学生発案型授業を立ち上げることを目標にした学生と教職員の共同作業という初めての試みであった。ディスカション時間が短い、学生数が少ない等の理由から、具体的かつ発展的な議論までに至ることが難しかったが、教職員が学生の熱意や考え方を知る貴重な機会となった。また、学生にとっても教員の授業に対する考え方を知る機会にも繋がり、双方にとって有意義なFDであった。しかし、「講義の形式や講義内容を学生の視点,学生の意見からディスカッションして改善するFDだと思っていた」という意見から、参加目的と実際のFD内容にズレを感じた教員もいた。今後は具体的なFD方法も含めて周知していく必要がある。 全体的に、学生と教職員が話し合える貴重な機会であったという肯定的な意見が聞かれた。授業計画としては、初年次セミナーとの関連性、相違点等も踏まえながらさらに洗練化する必要がある。本FDで得た知見を基に授業の立ち上げへ向けて、学生委員の活発な議論に期待したい。 11.実施代表者の連絡先 教務委員会委員長 松坂 誠應 e-mail:nobuou@nagasaki-u.ac.jp・特になし・大学における授業改善に関するFDがありましたら教えていただきたいと思っております。 ・情報整理術、ファシリテーションの進め方・こういったテーマを継続して取り上げて欲しい。・長崎大学の教育理念のもと、教養教育・専門教育の教育目標と構成科目が現在どのように組み立てられているのか他学部も含めて全体図を提示していただき、個々の担当科目及び教育目標が長崎大学の理念に合致して適切なのかどうかを自己評価できるようなFDの機会があればよいと思います。・エビデンスに基いた教育方法の紹介など・現時点では特にございません。学生・特に要望はありません。・学生がとりたいと思える授業になればいいです。

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