本FDは、大学教育再生加速プログラム(AP)において、全学モジュールにおけるアクティブ・ラーニングを一層充実させる目的で平成27年度より採用予定のインストラクショナルデザイナーの役割に関する理解を深めるとともに適切な授業設計とは何かを考えることを目的としている。 講師の先生より、「学習目標達成のための授業改善策について意見を求められた場合、4 ●今後、FD・SDのテーマや実施方法などに関して何かご希望がありましたら、ご記入下さい。 ・ 「教育設計考」・・・自分の教科の悩みをもちよりワークショップにより解決に向かわせる。 ・ ID活用によって講義の構成がどのように変化したか、その結果、学生の理解度、満足度等がどのように改善したか等についての事例報告会があれば有益かと思います。 ・ 4月以降、実際にいらっしゃるデザイナーの先生によるFDをお聞きしてみたいです。 ・ 今回、教養教育のモジュール科目の質の向上のために4月からインストラクショナルデザイナーを2人雇うという話を聞き、本学が教養教育にはどんどん資金を回すが・・・という側面を知り、ちょっとがっかりしました。今、本学がしなければならないことは、LACSやポートフォリオなど近年整備されたシステムをいかに有効に使って本学の全体の講義の質の向上を図るか、ではないでしょうか。そのためにはそれ用のガイドブック作りがまず考えられます。ある理事がLACSには多額の費用がかかっていると話をされていました。ですから、教養教育のてこ入れだけの問題ではないと思います。 (2) 総 括 どのようなアドバイスを与えるか」といった投げかけがあり、これに対し参加者全員が発言した。また、インストラクショナルデザイナーの前提について、質問、対話という形式で説明が順次行われた。このように講師・参加者でインターアクティブなFDであったこと、また、具体的事例のみならず授業設計の論点、理論等も解説されたこと等から、非常に有意義な内容であった。 参加者からの評価結果は、全体として満足しているかとの設問に対し、91%が「あてはまる」、「ややあてはまる」と回答している。全体として有益であったのかとの設問に対し、全員(100%)が「あてはまる」、「ややあてはまる」と回答している。インストラクショナルデザイナーの役割がよく理解できたかとの設問に対し、91%が「あてはまる」、「ややあてはまる」と回答している。このように良好な反応が大多数を占めており非常に効果的なFDであったと言える。
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