【平成26年度】FD実施報告書
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7.感想・意見等を自由にお書きください・現在61才の私は青年期学生運動に関わり、仲間にささえられ楽しい日々をおくった。今は30才代病気 をし政治運動よりも「精神世界」の本を参考にし心の支えとしている。社会に目を向け、精神世界との バランスをとっている。今の若者は、スピリチャル、宗教にのめりこむ傾向だったり、正直に自分のこと を話せない・友人が少ない。社会の一員として世の中を明るい方向に変えていくエネルギーを持ってい  る貴重な存在だと伝える機会が必要だと思った。参考になりました、ありがとうございました。・共感して寄り添ってくれる必要!と言われたことが良かった。私の回りに自殺をした人がたくさんいるの で、ずっと学び続けていきます。だけどカウンセラーをするのは難しい。・「人は虚しいから死ぬ」に納得でした。・まずは心に寄り添うことが大切なのだと感じました。・発達障がいのある人の自殺についての話が興味深かった。もっと詳しい対応の仕方を聞きたかった。・大変良かったです。・具体的な数字があり、分かりやすかった。・大変勉強になりました。学生と接する中で今日の講演の内容を思い出しながら対応したいと思います。・自殺に関する詳細な情報がよく分かった。自分自身のカウンセリング経験に照らし合わせるとよく当て はまる部分があった。・自殺する人がどんな人か、まるでちがった見方ができた。・とてもためになりました。・過去に極めて身近に2つの例があった。ひとつは成績データを保護者経由で受け取った留年生が、森 に入ってひもで自殺。もうひとつは、朝一番に学生の父親が教授室に飛び込んできて「息子が今から 尊敬する先生に自殺企画の決心を話しに来るから、必ず止めてください」と。本当に学生が後から来て 今から自殺するという。順を説き、理を尽くすこと約3時間面談。結局本人は自殺を翻し突然勉強に集 中し、他大学の大学院へ進学し、とてもいい研究をした。他の研究室の学生だったのに突然死ぬ前に 私と話したかったと言ってきたので驚いた。この2件があったため、教員のあるべき対応について学ん でおく必要性を感じている。一人を追い込んでしまい結果として、一人を救った(たぶん)。これからも 突然に起こっても対応を誤らないようにしたい。 色々な背景や事例解説は勉強になった。しかし、では現場の教員はどうすべきなのかという視点が 不足していた。FDとて最も重要なポイントではないか。FDで講師を呼ぶときは、必ずこのポイントを重 点として含めるように演者に強く依頼して下さい。・いろいろな事例を聞くことができて大変よかった。話を聞いて改めて対応の難しさを感じた。・希死念慮に対処しようとしても、希死念慮はなくならないものと思われる。単に延命治療そしているだけ ではないか。希死念慮がなくなるにはどうなればよいかが分からない。・当事者(みたいな人)がもしいたら、きつかったかもしれません(表現の面)・具体的でよくわかりました。とてもうなずけました。 一般公問のあり方を検討頂けるとより良いと思います。もっと専門的に話を聞いていきたかったし、せっ かくの機会を生かしたいように思いました。・とても勉強になりました。ありがとうございました。 (2) 総 括 本講演会は、本学の教職員がメンタル面で問題を抱えた学生への対応を行う上で、組織や個人としてどのような意識をもってどのように対応していくべきか、ということを考える機会として開催した。 参加者からの評価については、回答者(74%)のうち、「期待した内容でとてもよかった」(55%)と「まあまあよかった」(38%)を合わせると、回答者の93%が「よかった」という結果であった。 一方で、「色々な背景や事例解説は勉強になった。しかし、現場の教員はどうすべきなのかという視点が不足していた。」という意見もあり、この点では、講師への事前説明が不足していたのではないかということが反省点である。ただし、メンタル面で問題を抱えた学生への対応は、「その学生の心に寄り添うことが一番大切である」4

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